ほどき祭りがやって来る!
あるスタッフの「今年もやりたいな」という言葉をきっかけに、子どもたちと一緒に祭りの準備を進めてきました。実行委員を募集するところから始めた今年のほどき祭り。遊びのブースの内容は子どもたちのやってみたいことを取り上げました。どのブースも”祭り”の定番ではあるのですが、スーパーボール、くじ引き&駄菓子、飲み物&パン、射的、射的、射的・・・?射的だけは、色んなパターンで3つのお店をオープンする予定です。このように、祭り全体のイメージをあまり意識せず、自分のやりたいことを貫いてきたのです。
1ヶ月ほどの準備期間があったのですが、スタッフが声をかければなんとなくやってみる、という状況が続き、日々が過ぎていきました。スタッフの中では、段々と、”これってどこまでやればいいのかな?祭りがやりたいのは誰だったかな?”という疑問が湧いてきました。ただでさえじんわりとしか進んでこなかった祭りの準備が、余計にスピードを失っていきます。
子どもたちと一緒にやりながら気づいたことがありました。大人はどうやったらやる気になるか、頭で考えてしまいますが、子どもたちはやりたいことから手を付けていくのです。例えば、段ボールの看板を立体にコツコツ作り、お客さんにチケットを入れてもらう引き出し付きの自立式看板になったり、自分の好きな人形たちがスーパーボールすくいをしたらどんなに楽しいだろうとごっこ遊びが展開されたり、景品のお菓子にはいろんな人の好みに合わせた味がいいからと、遊びの準備が出来上がる前に一生懸命お菓子選びをしたり・・・。好きなことを出発点にすると、こんなにも子どもたちの笑顔とやる気は変わってくるんだと思いました。
私たちスタッフは、迷いながらも子どもたちの輝きだす瞬間を”あーそうか!ここか!”と思いながら、準備を進めてくることが出来ました。いよいよ今週土曜日(9月28日)に迫ってきました。あと一息、力を出し切って、当日は思い切り楽しみたいと思います。
(とりかい)