急いては事を仕損じる
ほどきのとっとの庭に,小さな畑を作ります。どっしりとした粘土質の土がゴロゴロと混ざっていて,高さ20センチほど盛られているだけの場所。ひとまず畑の土が流れていかないように,瓦で囲みたいなぁ,,,と考えていたら,子どもたちと活動する時間がやってきました。
一人の男の子が,畑作りの作業を手伝うよと言ってくれました。農作業小屋からスコップを借りてきて,私が瓦を打ち込もうとあくせくしている横で,同じようにスコップを持ち土をほぐすのを手伝ってくれていました。(その子は)「この土は硬いなあ。粘土みたいだなぁ。」と,塊を手に取ると,「あっ!」ひらめきがでました!出来た!泥だんご~!
もうスコップなんか放って,ギュッと固まった泥だんごに乾いたグレーの砂をかけて,黒っぽいけど鈍く艶が出たようないい感じの泥だんごができました!「みんなに見せにいこう!」と,ほどきのお家の中へ。満足満足!!
畑に戻り,固く締まった泥だんごで,キャッチボールに成功!6回目くらいで,壊れました。2個の泥だんごが壊れたので,作業の続きに戻ろうとスコップを持ちました。
すると,「なんでそんなに慌てとるだ?」と。
スタッフ「,,,,,?」
「この前,木でイス作ってみようと言ったときもそうだったけど,あれは出来ただか?」
スタッフ「いや,全然できてないよ。」
(だって,作ろうって言ったの君だけど,イス作りしてないじゃん。)
スタッフ「畑作りしたいんだよなー。」
結局この日は,瓦を並べるのはあとで大人がやりました。今日の活動は畑作りから始めるぞ!と張り切っていた私。出来たのは泥だんご。急いては事を仕損じる,まさしくこれです。(本当の解釈は,急ぐときほど落ち着いて行動しないと失敗するという戒めですが,)急いで(畑作りを)先に進めていたら,目の前の土が泥だんごを作るのに最適な,そんなステキなことにも気付かずにいたでしょう。こんな面白いことができる場所であることに気付かなかったでしょう。”なんでそんなに慌てとるだ?”あの一言は,私にものすごく大きな気付きを与えてくれました。
(とりかい)

