けんかのあとの仲直り2

~パイプとトンカチ~

ほどきのとっとでは毎日、スタッフ同士で、一日の振り返りをしています。その中で大きな気づきがありました。

“今日は仲の良い子だけに、秘密で見せたい物がある。だから他の人はこの部屋には入らないでね。”という女の子。他の友達と遊びながらどうしてもその部屋の様子が気になる男の子。時々ドアをガチャッと開けたりしてアクションを起こしてしまう男の子と、女の子の間に言い合いが起こりました。

やっぱりこういうことになる、、、。

でも、途中から前回のけんかのときに二人のパイプ役をしてくれた子が、その部屋のドアから少し顔をのぞかせて、「どうしたの?何か取りたい物があるの?」と聞いてくれました。

その後もドアにアクションを起こし続けるのですが、男の子と一緒に活動していたスタッフは、なんとか活動に集中できるよう頑張りました。

パイプ役の子(P)が家に帰るときに、とりかいは、中で何が起こっていたか、どう思ったかを聞いてみようと思い帰り道を一緒に歩きました。

P「今日もけんかみたいになっちゃったよね。最初は言い返してたけど、途中から大きな声では言わなくなったよ。我慢したんだよ、すごいよね。」

とり「それは今日もパイプ役がいてくれたからなんじゃない?」

P「そうだね。だってさ、言い合いしてても面白くないじゃん。」

 「ていうかさ、私がパイプだったら、とりさんはトンカチだよね。」

 「ながーいパイプをさ、どかんって爆発させるみたいなさ。」

とり「あー、とりさんなら我慢できなくて怒るもんね。納得したわ!(^_^)」

  「ありがとうね。Pちゃんが居てくれたから、今日も大きなけんかにならずにすんだね。」

  「Pちゃんのおかげだよ。」

振り返りでは、それぞれのスタッフが子どもたちと関わりながら、この出来事をどう見ていたかを話し合いました。そして、パイプ役の子が男の子のことを「なんか変わったよね。前より話しやすくなったよ。今日もかくれんぼに誘ってくれたしさ。」と話していたと別のスタッフから聞きました。

「けんかを通して、子ども同士の見方が変わってきてる!」

これこそ“集団の中で子どもが育つ”ということではないか!なにやってんだ、すごいことじゃないか!と私の心の中は大騒ぎです!子どものそばに居る大人が、自分の思いを共有することで見えてきた一人一人の成長と課題。こういう話が出来るほどきのとっと、好き♡

トンカチは、力の限り子どもたちと向き合う意欲を一緒に働く仲間たちからもらいましたとさ。 おしまい

(とりかい)