鬼ごっこの最中に

頭隠して尻も隠したい

 忘れもしないあの日。

 晴れていて過ごしやすい天気だったので、みんなで外に出ていた。

 ほどきで最近はやっているのは、鬼ごっこ。

 ふつうの鬼ごっこから、手つなぎおに、氷おに、バナナおに、増やしおにと、いろんな鬼ごっこを楽しんだ。

 ほどよい汗をかいたため、休憩をすることになった。

 私は子どもを肩車して談笑をしていた。

 「さあ、次の鬼ごっこをはじめよう!」と上に乗っている子どもを降ろそうと座り込むと、

 「ビチ!!!!!」

 何か良からぬ音がした。

 子どもはみんなの集まっているところへかけていく。

 ズボンに違和感あり。

 股のあたりを触ると、なんとズボンの股がパックリ破れていた。

 ヤバい・・・お尻が丸見えや!

 そんなことは梅雨知らず、子ども達は「次、鬼だよ。」と私を指名する。

 いや、こんな状態では走るのは無理だ。

 パンツを見せるのはまずい。。。

 泣いた赤鬼の赤鬼は人間と仲良くなった後に泣いていたが、りょうた鬼は人間と仲良くする前にすでに泣きたくなっている。

 私は大声で「ちょっと、アクシデント!先にやっといて!」と、お尻を押さえながら着替えに帰り、何事もなかったかのようにしれっと鬼ごっこの輪に入っていった。

鬼ごっこの後

 ズボンが破れたことを言ってみてもよかったかもしれないなあと思いました。

 なぜなら失敗体験を伝えることで安心できる雰囲気の土台作りができると考えていたからです。

 できることを褒められることも大事ですが、それと同時にできないことも受け入れられて安心につながっていくことも大事な気がします。

 でも私は言いませんでした。

 恥ずかしさや公でパンツを見せてはいけない!という規範意識があったのかもしれません。

 言った方が良かったかな~、でも言えないよな~

 う~ん。

笑い話

 ズボンが破れたことを黙っていた行動に少しもやもやとしたまま活動が終わりました。

 そこで試しにスタッフに話してみることにしました。

 「ズボンがパックリ破れたんですよ~!」

 「そんなことがあったの!?(笑)」

 スタッフはなんて面白い話だと大笑いしてくれました。

 やはり私は笑い話を欲しているようです。

 あまり肩肘張って「安心のために!」ってするよりも、ポロっと言ったことが誰かに笑って受け入れてもらえるだけで、結果的に安心感が見えてくるのかもしれないですね~。

(りょうた)