パンチがきいてる
ご近所の農家さんから、ショウガをいただきました。土の中から出てきたばかりのショウガを子どもたちに見せようと、机の上に置いておきました。子どもたちがやって来て、ショウガに興味を示したのは、調理活動が好きな彼でした。どこからもらってきたのか確かめると、「今日はこのショウガを使ってクッキングをしましょー!」と言い、匂いを確かめ、茎も食べられそうかよく見ていました。そして冷蔵庫の中の食材を調べ、タマネギと人参を見つけると「これでいきましょう。」と言いました。
はじめにショウガの皮をむき、みじん切りにします。タマネギはスライスし、人参は細かく切ります。フライパンでタマネギと人参、ショウガを炒め、彼が大得意とする味付けが始まります。「やっぱりこれだな。」と手に取ったのは、カレールー。スタッフが「ショウガを活かして和風の味付けはどうかな?」と和風だしを出すと、「いいじゃない。それでいきましょう。」となり一安心。だしと醤油を入れて味見をすると、「うーん。ただのしょうがとタマネギとにんじんだなー。味が足りんなー。これはやっぱりマヨネーズだと思うで。」
「え???いやーそれ合うかな?」
「あとケチャップ。」
「えーーー!濃いくない?」
彼はいつも実験的で、未知の味付けを思いつくのですが、食べてみると本当に美味しいのです。彼の意見を聞きながら、一緒にその味の可能性を考えていきました。できあがった料理の香りはなんか知ってるような、、、、、、お好み焼きだ!
自分で作った料理を食べながら、
「おいしい!けど、このショウガはパンチがきいとるなー!」
彼の巧みな味付け技でもごまかせない、ショウガのピリッと辛い味。素材の味が勝ちました。
そして「ショウガをすりおろせばよかったなー。」と一言。
砂糖や塩で手軽に取れる甘味や塩味を求めてしまいますが、自分で食材を切ったり火を通したりしてみて分かる素材の味に気付くことも大事だなーと思いました。
(とりかい)

